中国茶SFマンガシリーズ『茶酔叢書』
新刊は3つの茶山をフィーチャー!
熱茶を何煎も飲むことで、カフェインやミネラル、温熱効果などによって、リラックスしながら覚醒する現象 “お茶酔い“。
『茶酔叢書』は、このお茶酔いを感じるためのシリーズです。
最新刊のテーマは「山」
その名も『巻山』と題して3つの茶山を取り上げます。
中国の福建省・武夷山、雲南省の易武茶山、台湾の杉林渓の3茶山を取材し、紀行文をしたためました。
また、中でもプーアル茶にフィーチャーし、微生物発酵茶の神秘に迫ります。
[目次]
・茶酔マンガ「プーアル茶の旅」
・ プーアル茶の世界——微生物が作る発酵茶
・茶餅の削り方
・蓋碗で茶を煎れる
・茶生活エッセイ集「略略、茶酔日記」小原晩、鈴木ジェロニモ、ほか
・紀行文「武夷山探訪記 2023」
・紀行文「台中茶山道中 2024」
・紀行文「西双版納紀行 2025」
・茶酔マンガ「白茶の世界線」
中国茶SFマンガの物語が動き出す
今回もマンガは、アートチーム「最後の手段」による完全書き下ろし。
本号ではプーアル茶を持って地球に不時着した冥王星人との出会い、
そして、白茶の中に別の輪廻を見たピオちゃんのトリップを描きます。
【あらすじ】
宇宙旅行が一般的になった近未来の東京都杉並区。火星から都内の大学に進学してきたピオちゃんは、フラットメイトのタイヘイ君とビデオゲームをしていた。負けたピオちゃんが癇癪を起こすと、最古の茶書『茶経』がうっかりコンソールに誤インストール!すると、著者・陸羽の思念体、NEO陸羽が生成された!伝説的な茶の力で、お茶酔いの世界にのめり込んでいく。
シリーズロゴ
シリーズ「茶酔叢書」の題字ロゴは、京都のオルタナティブギャラリー「VOU/棒」のグラフィックデザインなどを手がける三重野龍によるもの。
ゆらめく茶の水面、はたまた、立ち上る湯気のよう。
関連商品
茶酔 ochayoi
お茶酔いを軸にした茶文化コミュニティ。何煎も何煎も熱茶を飲み続けることによって、カフェインやミネラル、温熱効果でリラックスしながら覚醒する現象「お茶酔い」の体験を広めるべく、茶具制作、茶会、ポッドキャスト、ZINEなどの様々な活動を展開している。2021年7月に、湧水を採取してその場で茶を飲む「お茶酔いポッドキャスト」をスタート。2022年から中国茶具「茶盤」を製作。2023年にお茶酔いWS「茶酔の会」「茶酔二会」を京都・VOU bldgで開催。
最後の手段 Saigo no Shudan
最後の手段は、有坂亜由夢、おいたまい、コハタレンの3人からなる、人々の太古の記憶を呼び覚ますためのビデオチーム。2010年に結成。手描きのアニメーションと人間や大道具小道具を使ったコマ撮りアニメーションなどを融合させ、有機的に動かす映像作品などを作っている。近年は3DCG作品や漫画作品等も手がける